寒い火曜の明け方は椅子に座る

寒い火曜の明け方は椅子に座る

とある雨の日のこと、少年はお母さんからおつかいをおねがいされ、白菜と葱とぶた肉を買いにいくところであった。
少年はひそかに嬉しかった。
今夜はおなべだ!やったぁ!…と。
だが、彼への試練はその後すぐ起きた。
なんと、ズボンのポッケに入れていたはずのおつかい用の2千円が、ないのである!
少年はお店のレジの行列に並んでいる時、大丈夫だよね、とポッケの中をまさぐって確かめてみたのだ。
そして、その時お金がないことに気付いたのである。
怒られるのを承知で、少年はしょうがなく手ぶらで家に帰ることにした。
今後、お金は靴の中か靴下の中に入れよう。
少年は涙をこらえつつ、そう決心した。

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